嫁と二人で行ったディズニーランド、ぬいぐるみと花火の日【2019年2月22日】

船上で見上げた花火と、隣に並ぶシンバ

「Dオタ嫁と非オタ旦那。」というブログを始めるにあたって、まず最初に残しておきたい話がある。

それは、今の嫁(当時はまだ彼女)と二人で行ったディズニーランドの、ある冬の一日のこと。

僕たち夫婦のディズニーの原点とも言える、新鮮で、ちょっと不器用で、でもめちゃくちゃ楽しかった一日。せっかく当時の写真も残っているので、それも一緒に振り返ってみたい。

お昼前のテーブル。シンバとカーのぬいぐるみが並んで待機中
目次

まだ僕が、ディズニーに詳しくなかった頃

2019年2月22日(金)。

寒い時期のはずなのに、その日の記憶はなぜかやけにあたたかい。

当時、僕と嫁はまだ付き合いはじめて間もない頃で、二人だけでディズニーランドへ行くのは、たしか2回目くらいだったと思う。

「Dオタ嫁と非オタ旦那」を名乗っている今では信じられないかもしれないけれど、当時の僕はディズニーを全く知らなかった。今みたいに「アトラクションの混雑予想を見ながら動いて、ショーの時間に合わせてあのエリアへ移動して……」みたいな器用なプランニングはほぼゼロ。

嫁の後ろに引っ付いて、「これ乗ってみたい!」「次あっち行ってみる?」「なんでみんな頭に二枚貝着けてんの?」って、二人でわいわい言いながらパークの中を歩き回るだけ。

通り過ぎるショップの看板も、流れているBGMも、パレード待ちで座っている人たちのワクワク感も、全部が”知らないもの”で、それがやけに眩しく見えた覚えがある。

でも、不思議とそれが嫌じゃなかった。むしろ、何も知らないからこそ、目に映るもの全部が新鮮で、全部が”はじめて”。

今みたいに「効率よく回らなきゃ」とか「この時間ならあのアトラクションが空いてるはず」みたいな考えがゼロだったぶん、ただただ目の前のディズニーランドを楽しむことに集中できていた気がする。

今振り返っても、それがあの日をこんなに大切な思い出にしてくれたんだと思う。

ぬいぐるみ越しに見上げるシンデレラ城

シンバとカー、ぬいぐるみを贈り合った日

その日のパークでは、決めていたことがあった。

それは、『ライオンキング』のシンバのぬいぐるみを嫁に贈ること。

そして、お返しにと嫁が僕に贈ってくれたのは——『ジャングル・ブック』に出てくる、蛇のカー。

え、カー?

正直、いまだにどんなキャラクターかもよくわからない蛇。普通なら絶対選ばないチョイスだと思う。

そんなツッコミどころ満載のカーくんも、パペットのように口を動かすことができるあたりなんやかんやで気に入ってしまって、今も家のどこかにちゃっかり居る。たまに息子に絡まりながら顔を出すたびに、あの日のことを思い出す、ちょっとした”スイッチ”みたいな存在になっている。

プレゼントって、あげておしまいでももらっておしまいでもなく、一緒に楽しい時間を過ごすことが正解なのかもなと、あの瞬間学んだ気がする。

もらいたてのシンバを抱える嫁

景品もゲット、ぬいぐるみまみれで歩く

ぬいぐるみ交換だけでも十分にぎやかだったのに、その日はさらに、パーク内のゲームでもぬいぐるみの景品をゲットしてしまった。

普段はゲーセンとかでもあんまり取れないのに、なぜかその日に限ってクリア。気がつけば、二人とも両手にぬいぐるみを抱えてパーク内をうろうろする状態に。

正直、めっちゃ邪魔。笑

アトラクションに乗るたびに「これどこ置いとく?」「持って入れる?」と相談を重ね、お店に入っても両手がふさがっていて商品を見るのにも一苦労。

でも、その”持て余してる感”も含めて、不思議と妙に楽しかった。荷物が多くて困っているはずなのに、ふたりとも笑いっぱなしだった気がする。

ベンチに並べた、その日のぬいぐるみコレクション

船の上から見た、二人だけの花火

そしてその日のクライマックスは、夜の花火だった。

ディズニーランドの中には、夜のパークの水辺をゆっくり進んでくれる船がある。アトラクションというより、雰囲気を楽しむための時間。

嫁に連れられて、花火を見るのにいいとこがあると船上へ。

ぬいぐるみを抱えながら、嫁と並んで、水面に映る夜のパークを見ながら、ただただ花火を見上げる。

会話はあまりしていなかった気がする。でも、何も言わなくても全部伝わっているような、静かであたたかい時間だった。あのとき水面で揺れていた花火の光と、隣にいた嫁の横顔は、いまだに鮮明に覚えている。

……みたいなロマンチックなことはなく、浮かれながらゲットしたぬいぐるみと花火の写真を撮りまくって遊んでました。

まさか数年後、あの船の上でプロポーズするとは。結婚はもっとずっと後の話だけど、その伏線はきっと、あの夜の花火だった。

船上で見上げた花火と、隣に並ぶシンバ

あの日があるから、このブログがある

それから何年も経って、僕たちは結婚して、子供も生まれて、生活はガラッと変わった。

夜の花火を二人だけで見上げていたあの頃と比べると、今は家族のスケジュールに合わせて動く時間がずいぶん増えたし、ディズニーへの行き方も、楽しみ方も、ずいぶん変わった。

嫁はあの日からますますディズニーにのめり込んで、さらにDオタに磨きがかかったと思う。一方の僕は、いまだに細かい知識には全然ついていけていないけれど、家族と一緒に行くディズニーが大好きな、立派な「非オタ旦那」をやっている。

このブログでは、これから少しずつ、僕たち夫婦のディズニーにまつわる日々の話を綴っていく予定。子供と一緒に行くようになってからの話や、嫁のDオタっぷりに振り回されたエピソードなんかも、ぼちぼち書いていけたらと思っている。

その全部のはじまりが、あの2019年2月22日。
ぬいぐるみまみれで、船の上から花火を見上げた、あの日だ。

これから書いていく記事の根っこには、いつだってあの日の景色がある——そんな気持ちを忘れずに、続けていけたらと思う。

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